ミッドジャパン音の芸術祭サイト


サウンドコスモス

[P04] 「サウンドコスモス」マルチチャンネル音響パフォーマンス
Multi Channel Electroacoustic Performance
2020年2月23日(日) 開場:14:15 開演:14:30
於:愛知県立芸術大学中リハーサル室


概要:

 マルチチャンネル音響による作品の上演で、マリンバの生演奏、物理音響、映像を伴う作品も上演されます。


プログラム:

天野知亜紀(AMANO Chiaki)/
喧騒の中の子守唄 (Lullaby in the hustle-bustle)
【解説】
この曲は、ミッドジャパン・音の芸術祭「サウンド・インスタレーション展示」にて出品している『淡い、良い夢を。』の関連した作品です。作品の主体となる"彼女"は、華やかに街を彩る人々の喧騒を聴き、夜の孤独から逃げるようにして夢の世界へと入り込む。街の喧騒は、"彼女"にとって、安堵して眠るための子守唄なのかもしれない。
events_amano
「塗り替えられた記憶」 @奈良町にき゛わいの家(奈良「新しい音」芸術祭2018)〔参考〕


藤田将弥(FUJITA Shoya)/
白めの光沢 (Whitish Gloss)
【解説】
そこに見える光の形によっては空間に形を見出すことができ、どんなに透明でもそこに存在させられる。音の質感や位置の構成によって形を暗示して、見えないものを見ようとする時間とする。
events_fujita
「光盆」のための「波泉」(2016)〔参考〕


牛島安希子(USHIJIMA Akiko)/
マルチチャンネルスピーカーのための「シャトヤント」 Chatoyant for multi channel speaker
【解説】
chatoyant は「キャッツアイ」として知られる反射光の帯がカボションカットの宝石の表面のすぐ下を移動する光学現象である。クラシックギターの摩擦音やボトルネックのスライド奏法を多用し、煌びやかな音質、詰まるような音、様々な面を取り入れ作品にした。
events_ushijima
映像とパフォーマンス作品「The day of parallel」 (2014)から〔参考〕


岩本 渡(IWAMOTO Wataru)/
マリンバとエレクトロニクスのための「リフレクション」(“Reflection” for marimba and electronics)
【解説】
この作品はMarimbaを中心にMulti ChannelのSpeakerを通してElectronics Soundが呼応します。日本の伝統的な絵画手法である水墨画のように淡く繊細に、時に力強く、また輝かしく響くように作曲しました。
events_iwamoto
ICMC-SMC(2014)〔参考〕


寺井尚行(TERAI Naoyuki)/
奔放な粒子達の詩(The poems of free-spirited particles)
【解説】
音達は煙の粒子の如く舞い、水滴の如く、きらりと光って飛び跳ねる。電子音響と物理音響で、自由奔放な彼らと戯れてみる。
events_terai
「natura」より、第四章「暖かい空間(そら)に白い虫が舞う時間(とき)を想う牧歌(うた)」(2018)〔参考〕


水野みか子(MIZUNO Mikako)/
風の譜(Wind Notation)
【解説】
録音したサウンドが生音の素材感をもってリアルさを保ち、プログラムで合成・生成させた音と重なりあって空に浮かぶ雲のように層を成して8チャンネルの音場を作っていく。 events_mizuno
衛武營國家藝術文化センター(台湾)開館記念コンサートにて〔参考〕

演奏:

Marimba:山田 善久(YAMADA Yoshihisa)